公開日:2026.06.25

最終更新日:2026.06.25

FigmaとWeb実装で文字の太さが違って見えた話

  • デザイン・UI/UX
デザイナー
M.U

Figma上ではちょうどよく見えていた文字が、Web実装後の画面では少し太く見えることがあります。font-weightの指定は同じなのに見え方が違ったケースについて、原因として考えたことと対応方法をまとめます。

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目次

FigmaとWeb実装で文字の太さが違って見えることがある

デザイン確認や実装確認をしていると、Figma上ではちょうどよく見えていた文字が、Web実装後のブラウザでは少し太く見えることがあります。

今回も、Figma上ではちょうどよく見えていた文字が、Web実装後の画面で見ると少し太く見える状態でした。

Figma上では、該当テキストに font-weight: 700 が指定されていました。

実装側でも同じように font-weight: 700 を指定していたのですが、実際のWeb画面で確認すると、Figma上の印象よりも少し太く、濃く見えるように感じました。

最初は「フォントの指定が間違っているのかな?」と思ったのですが、確認してみると、font-familyやfont-weightの指定自体が間違っていたわけではありませんでした。

font-weightは同じでも、見た目が完全に一致するとは限らない

今回のポイントは、Figma上の表示と、Web実装後のブラウザ上の表示は、完全に同じ描画にはならないことがある、という点です。

同じフォント、同じ font-weight: 700 を指定していても、Figma上での見え方と、Web上での見え方がピクセル単位で完全に一致するとは限りません。

文字の輪郭や濃さは、アンチエイリアスやブラウザ、OS、表示環境などの描画処理の影響を受けます。

そのため、CSSの指定値としては同じでも、見た目としては

  • 少し太く見える
  • 少し濃く見える
  • Figmaよりも圧が強く見える
  • 文字の印象が少し重く見える

などと感じることがあります。

今回の案件ではNoto Sans JPを使っていましたが、これはNoto Sans JPだけに限った話ではありません。

フォントの種類に関係なく、FigmaとWeb実装後のブラウザ表示で、同じfont-weightを指定していても文字の太さが違って見える可能性があります。

まず確認したこと

こういう場合、いきなり「見え方の違いだから仕方ない」と判断するのではなく、まずは実装側の指定を確認する必要があります。

今回も、以下のような項目を確認しました。

  • font-familyが違っていないか
  • font-weightが違っていないか
  • font-sizeが違っていないか
  • line-heightが違っていないか
  • letter-spacingが違っていないか
  • 意図しないCSSで上書きされていないか

そのうえで、指定自体に大きなズレがなければ、FigmaとWeb実装後の表示差として考える必要がありそうです。

今回はWeb実装側でfont-weightを600に調整した

仕様値だけで見ると、Figmaで 700 と指定されているなら、実装側も font-weight: 700 にするのが自然です。

ただ、今回の画面では、Web実装後の見た目がFigma上の印象よりも少し太く見えていました。

そのため、最終的な見た目をFigmaの印象に近づけるために、実装側では font-weight: 600 に調整して対応しました。

Figmaでは700、実装では600。

数値だけ見るとズレているように感じます。

ただ、最終的にユーザーが見るのはFigmaの設定値ではなく、実装後のWeb画面です。

今回は、仕様値をそのまま合わせることよりも、最終的な見た目の印象をFigmaに近づけることを優先しました。

なんとなくfont-weightを変えないために注意したいこと

注意したいのは、毎回なんとなく 600 にすればよい、という話ではないことです。

基本はFigmaの指定値に合わせるのが前提です。

そのうえで、実装後の画面で見たときに明らかに印象が違う場合だけ、デザイナーや関係者と相談したうえで調整するのがよいと思います。

また、調整した場合は、なぜFigmaの指定値と違うのかを残しておくことも大事です。

例えば今回であれば、以下のようなメモ等を残しておくとよさそうです。

Figma上では font-weight: 700 指定だが、Web表示ではやや太く見えたため、見た目をFigmaの印象に近づける目的で、実装側では font-weight: 600 に調整。

こうした理由を残しておくと、後から見た人にも判断の背景が伝わりやすくなります。

「なぜデザインデータとCSSの数値が違うのか」が分からないままだと、後から別の人が見たときに「実装ミスかも」と判断される可能性もあります。

まとめ

Figmaの値は、Web実装時の大事な基準です。

ただし、Figmaの数値をそのままCSSに反映すれば、必ず同じ見た目になるとは限りません。

特にフォントの太さは、数値としては合っていても、実装後のブラウザ上では少し違って見えることがあります。

今回のようなケースでは、以下の流れで確認するとよさそうです。

  • 1.

    Figmaの指定値を確認する

  • 2.

    Web実装側のCSS指定を確認する

  • 3.

    実装後のブラウザ表示で見た目を確認する

  • 4.

    指定値は合っているのに印象が違う場合は、デザイナーや関係者と相談する

  • 5.

    調整した場合は、理由を残しておく

「仕様値に合わせる」と「見た目を合わせる」のどちらを優先するかは、ケースによって判断が必要です。

デザイナー
M.U
フリーランスとして8年以上Web制作に従事し、2021年に法人化。これまで100サイト以上の制作に携わり、ヒアリング・要件定義から制作、公開後の広告運用まで一貫して対応している。 特に、SaaS・スタートアップ領域におけるサービス紹介やブランディング、ユーザーエクスペリエンスの最適化を得意とし、Webを通じた事業成長支援を強みとしている。ユーザー視点とビジネス視点の両面を重視し、成果につながるWeb体験づくりを追求している。
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